2009年5月29日金曜日

AndroidMarket

独自マーケット(バザール)の開設に向けて準備中。
参考資料:On Mobile Applications, Platforms and Monetization — “Show me the Money”

Jason Delport, Alex Kerr, William Volk(モバイルの専門家)が
指摘するGoogle-AndroidMarketが今一な理由:
1.Googleにクレジット番号を教えたくない
2.有料ソフトの違法コピーが随所にある
3.糞なアプリが満載
4.iTunesStoreに比較して魅力に乏しく、使いにく
5.Freeのアプリに比較して有料版は掲載も遅れるし、無料がよいという雰囲気がある

著者は、#1については、Googleがやり方を変更すべきだと述べている。
「有料版を最初に買う時に登録するか、他の決済機関にまかせてしまうか」

「開発者は、最も有益なものにフォーカスすべきである」
「有益は相対的であり、対象による:通話機能にとって?アプリ開発にとって?お金儲けにとって?」
「金銭的成果という観点では、Richな開発環境とエコシステムが成功している」

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ちょっと調べてみると、Android上で音楽を扱うのに、iTunesのような標準的で
Marketと直結しているようなものはなさそうだ。候補は、TuneWikiで、これは
カラオケ機能もある。(日本語の歌詞は未対応?)

2009年5月13日水曜日

Androidの会 勉強会

2009年5月11日(月)1900-2100
秋葉原ダイビル「はこだて未来大学」
丸山先生も参加されていました。

今回のテーマはゲーム関連
■TIPS
タッチパネルが重い:イベントを消すために一瞬Sleepさせる裏技あり?
PNGはヘッダを外すと表示が速くなる
Drawableの方がよい、CreateBitMapはメモリ食い
画像のScalingは重い
音は、SoundPoolの方が速いことがある
■開発
Emulatorは再現性が高い(特に2D)
ログを停止しておかないと開発環境にインストールされると見られてしまう
■Market
ランキングの基準が不明
クーリングオフでのキャンセルが多い(FreeTrialはやめた)
iPhomeもクーリングオフがあるが、Appleの審査が入るためキャンセルは実際上はない
■その他
自前でのMarket立ち上げも可:ただし、同じAppはAndroidMarketには置けない

2009年5月7日木曜日

丸山先生レクチャー

全6回シリーズ:テーマは「クラウド」
講演者:早稲田大学大学院 情報生産システム研究科 客員教授 日本Androidの会 会長 丸山 不二夫 氏

1:2008年11月13日(木)『クラウド時代の到来』
・クラウドは発展途上であり、定義は固まっていない
・ここ40年ほどの間にハードは爆発的に進歩(Diskは百万倍以上)
・クラウドにはしっかりした実体(サーバ群、データセンタなど)がある
・クラウドの上でサービスのみを提供する(SaaS)ようになった
・クラウドOS

2:2008年12月16日(火)『MicrosoftのクラウドOS/Windows Azureについて』
 概要:CloudOSであるWindowsAzureの概説
 ・WebAppをスケールアウトするために仕組みが備わっている
   自動的な複数ノードへの処理およびデータの分散、分散キャッシュ
 ・アプリの開発や実行に伴う、ハード・ファーム、ネットなどをすべて仮想化して提供
   開発、使用はビジネスに特化できる!
 ・使用量の応じた従量課金と幅が広く迅速なスケール追随が可能になる
 ・分散メモリーキャッシュ(RDBでなく、key-value形式)
   Oracle:Coherence, IBM:Object Grid, GigaSpace, Terracotta
 ・Cloud分散データベース
   Google:BigTable+GoogleAppEngine, Microsoft:SSDS, Amazon:SimpleDB, Amazon:Dynamo
 ・並列処理の競合への対処としてQUEUE(FIFO)を使用
 ・データサービスとしてSDS(SqlDataService:SQLで呼び出せるがRDB形式ではない)
   RESTfulにアクセス可能、高可用性、2つのキーでデータを管理(Partition-key, Row-key)
   RDBではなくて、key-value型(スキーマ定義がなく、行ごとにカラムが変わってもよい)
   同一のPartition-keyを持つデータが必ず同一ノードに配置される
 ・モデルドリブン:サービスモデルの定義を元にDeployer機能が実装コードを生成
 ・ノード構成(クラスタ)はリング構造で中心を持たない

3:2009年1月13日(火)『Cloud上の分散データベース ― BigTable、SimpleDB、Azure SDS ―」
抽選にもれる、、、

4:2009年2月26日(木)『ScalabilityとAvailability」
仕事の都合で出席できず、、、

5:2009年3月23日(月)『CloudとRich Client」
家庭の都合で出席できず、、、

6:2009年4月24日(金)『クラウドとSOAの最新トレンドを語る』 OracleOpenWorld 内
・Cloudへの移行にはまだ少し時間がある、企業の壁を越えるには大きな問題がある
・SOAには上からと下からの問題があったが、新しい技術が出てきた
(分散キャッシュ、SCA、SimpleModeling)
・企業データの統合に分散キャッシュ技術
・OSGIによるSCAとServcieの結合の可能性
・SimpleModeler(テキストによるDSL) によるModelDoriven
*SCA:Service Componet Architecture (SOAを具体化するために仕様:主にサービスの結合)